菊地直子 [ニュース]
平成7年の地下鉄サリン事件で警視庁築地署捜査本部は3日、
殺人、殺人未遂容疑などで
特別手配中のオウム真理教元幹部、菊地直子容疑者(40)を、
潜伏先の相模原市内で発見し、身柄を確保した。
警視庁本部に移送し、逮捕した。
7年5月22日の特別手配から約17年での逮捕となった。
菊地容疑者は3日、相模原市内で捜査員に
「菊地か」と尋ねられると、「はい」と答えたという。
教団をめぐっては今年1月に、目黒公証人役場事務長拉致事件などで
元幹部の平田信被告(47)らが逮捕・起訴された。
警視庁は残る特別手配犯の高橋克也容疑者(54)の逃走先や、
教団信者による逃走支援の実態などを追及する。
捜査関係者によると、菊地容疑者は麻原彰晃死刑囚と共謀し、7年3月20日、
営団地下鉄千代田、日比谷、丸ノ内の3路線5電車で猛毒のサリンガスを発生させ、
乗客13人を殺害、約6300人に重軽傷を負わせた疑いが持たれている。
菊地容疑者は教団の化学班キャップの土谷正実死刑囚らを手伝い、
サリン製造に関与した疑いが持たれている。
また、7年5月の東京都庁郵便物爆弾事件にも関与したとして、
警視庁は殺人未遂容疑などで逮捕状を用意しており、
今後、同事件についても調べを進める。
菊地容疑者は、複数の教団信者の支援を受けて逃走していた疑いが強く、
警視庁では長期逃亡の支援実態についても解明を目指す。
2012-06-03 23:58
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