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渡る世間は鬼ばかり [テレビ]



連続ドラマの最終シリーズが2011年9月に終了し、

物語にピリオドを打った橋田寿賀子脚本のドラマ「渡る世間は鬼ばかり」(TBS系)が、

17、24日午後9時、2週間連続の2時間スペシャルで帰ってくる。

 描かれるのは、最終回の1年後のエピソード。

親の介護問題や夫婦間のすれ違いなど、

今回も岡倉家や中華料理屋「幸楽」の面々には、心配の種が尽きないようだ。

 7月に横浜・緑山スタジオで開かれた制作発表で、

石井ふく子プロデューサーは、「町を歩いていたら、

皆さんから声を掛けられ、このドラマをやめたことを叱られてしまった。

そこで、その後の岡倉や、幸楽の人たちがどうなったかを書いてほしいと橋田さんに頼んだ」と話した。

 「渡る世間――」は、岡倉家の5人娘やそれぞれの家庭に巻き起こる様々な問題を、

丁寧な人物設定と細やかなせりふ回しで描きあげた人気作。

1990年に第1シリーズが始まり、通算500話を区切りに、いったん幕を下ろしていた。

 最終回では、岡倉大吉(宇津井健)の次女で、

幸楽に嫁入りしている五月(泉ピン子)の長男・真(えなりかずき)が、紆余うよ曲折の末に結婚。

米国で暮らしていた五月のしゅうとめ・キミ(赤木春恵)も日本に帰国し、

家族そろっての大団円となっていた。

 今回の特番では、一度はハッピーエンドに終わった家族に、再び悩みの種が生まれる。

キミは幸楽に帰ってきたが、五月の長女で、店に立ち始めた愛(吉村涼)は、煙たそうな態度を隠さない。

ようやく結婚した真も、体が不自由な父親を自宅介護する妻・貴子(清水由紀)に遠慮している様子だ。

またも五月は、しゅうとめや、子供たちの板挟みとなってしまう。


岡倉大吉(宇津井健、右から2人目)を囲んだ5人娘。

長女弥生(長山藍子)、次女五月(泉ピン子)、五女長子(藤田朋子)、三女文子(中田喜子)、四女葉子(野村真美)

 制作発表の前には、報道陣が見学する中で収録が行われた。

大吉と5人の娘たちが勢ぞろいし、五女・長子(藤田朋子)の誕生日を、

大吉が営む料理店「おかくら」で祝う場面。小道具の一つ一つが本物で、きめ細かく準備された現場だ。

 台本10ページ分を1カットで撮りきるという長大なシーンで、

橋田作品に独特の長ぜりふもふんだんに盛り込まれている。

撮影時間が長引くことが予想されたが、本番はミスなく一発で撮り終え、息の合ったところを見せた。



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